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2024.07.31

医師が語る「頭が良くなる薬」の実際とは?

みなさんは「頭が良くなる薬」と聞いてどんなイメージをもたれますか? 「そんな薬あるの?」「夢のような薬だ!」と目を輝かせる方もいれば、「最近、話題のスマートドラッグ?」とうさんくささを感じる方もいるかもしれません。

そんな少し怪しげな響きをもつ「頭が良くなる薬」ですが、医師の方々によれば、ある条件下においては「頭が良くなる」効果を見込めるとのこと。そこで、今回は「頭が良くなる薬」をテーマに3名の医師の皆さんにディスカッションをしていただきました。

参加医師

●ばりすた@脳神経内科医(Xアカウント:bar1star)

10-15年目の神経内科専門医。機関病院で神経変性疾患や認知症等を中心に幅広く診療。医学×情報学の研究にも従事。X(旧Twitter)をはじめ、複数のプラットフォームで発信中。

●まっさん@精神科(Xアカウント: @Psy_massan)

医師21年目の精神科専門医。大学卒業後、母校の精神科医局に入局。研究職を経て、現在は単科精神科病院で勤務。医療ライターとして医療系記事の執筆、社労士向けのセミナーなどを行っている。精神保健指定医、日本精神神経学会専門医・指導医、子どものこころ専門医。

●たいち@小児科医

4年目の小児科医。精神科分野には強くないものの、純粋に自身も頭が良くなる薬について勉強したいという思いで参加。

そもそも「頭が良くなる」とは?

――さて、まずは「頭が良くなる」とはどういうことか、からお話いただけたらと思います。「頭が良くなる」というと、一般的に「計算が早くできるようになる」「難しい問題が解けるようになる」「記憶力が向上する」など色々とイメージできることがありますね。

たいち@小児科医

そうですね。一般的に「頭が良くなる」というと「1. 認知能力の向上」「2. 学習能力の向上」「3. 創造性の向上」「4. コミュニケーション能力の向上」「5. 感情知能の向上」「6. 批判的思考力の向上」などの要素があるかなと思います。

まっさん@精神科

ひとまとめにすると認知機能ということになりますかね。

私の専門である精神科でも「頭が良くなる=認知機能が向上する」という認識が一般的かと思います。

ただ、今回のテーマである「頭が良くなる薬」で向上できるものという点でいうと、例えば「3. 創造性の向上」や「4. コミュニケーション能力の向上」は外れてくるかなと思います。前頭側頭型認知症(FTD)になることで突如、芸術的才能が開花するという症例報告はありますが……[1]。

また、前提として、万人の認知機能を改善するお薬(暗記パンのようなもの)はありません。ただ、投薬が奏効するケースはあります。例えば、「生まれつきの発達障害による認知機能障害(ADHDが代表的)」や、「特発性過眠」、「認知症初期(特にDLB)」などのケースが挙げられますね。

ばりすた@脳神経外科

認知症診療をしている立場からの印象を述べます。変性疾患や認知症において、本人やご家族が「認知機能が良くなった」「頭がはっきりするようになった」という場合、「①覚醒度の向上(以前は日中の過眠・嗜眠などがあったが、それが改善した場合)」や「②発動性の向上(うつやアパシーなどが改善して発動性が向上し、意欲が出るようになった場合)」を指していることが多いように思います。

――なるほど。今のお話から考えると、医学的に実現可能な「頭が良くなる」とは「認知機能のうち特定の機能が向上する」ということですね。

ばりすた@脳神経外科

そうですね。そして、今回のテーマである「頭が良くなる薬」は、主に「ADHDなど特定の発達障害」や「認知症初期」の場合に効果が見込める、と考えていただくとよいと思います。ここからは、この2つを切り口に話していきましょうか。

まとめ

・医学的に「頭が良くなる」とは「認知機能のうち特定の機能が向上する」と捉えられる。

・万人に効くある「頭が良くなる薬」はなく、効果があるケースは限られる。例えば「ADHDなど特定の発達障害がある場合」や「認知症初期」などが挙げられる。

ADHDの治療薬で頭が良くなる?

――ADHDの患者さんが「頭が良くなる薬」を服用すると具体的にどのように頭が良くなるのでしょうか?

ばりすた@脳神経内科

ADHDには「注意が持続しにくい」「衝動抑制コントロールがしにくい」などの特性があります。そのため、「あちこちに意識が散らばってしまい、うまく集中できない」という問題を抱えていることも。

そこで、ADHD治療薬により注意の散漫さを落ち着かせ、元々持ってるスペックを本来のタスクに総動員できるようにする、というイメージかなと思います。

まっさん@精神科

ADHD治療薬により頭が良くなるパターンを2つほど挙げてみます。1つ目は、注意力が向上し、ケアレスミスが減少することで、テストの点数が上がるパターン。

2つ目は、不注意優勢型ADHDで過眠症合併がみられる場合に、特にメチルフェニデートという治療薬を服用することで、覚醒度が高まり集中力が向上。結果、学業成績が急上昇するというパターンです。メチルフェニデートを服用した方々は「全ての情報が頭に飛び込んできていたのがブロックされて、一つのことに集中できる」とおっしゃることが多いですね。

治療薬がよく効いたケースでは、中学3年生まで学年最下位だったお子さんが、地域の公立トップ校の高校に合格、ということがありました。

――まさに、頭が良くなる効果がある薬ということですね! 具体的にはどのような薬がありますか?

たいち@小児科医

先ほど話に出たメチルフェニデートのほか、アトモキセチン、グアンファシン、リスデキサンフェタミンなどがあります。

まっさん@精神科

当たり前の話ですが、ADHD治療薬は、その効果と合致する生物学的なベースをもっていた場合にのみ、注意機能や眠気が改善され、結果的に認知機能が向上するのです。

そのため「投薬により効果が期待できる対象」を正確に見極めることが大事です。

――つまり、ADHDだからといって全ての人に、これらの薬が効くとは限らないということですか?

まっさん@精神科

その通りです。ADHDの患者さん全員が、必ずしもこれらの治療薬が奏効するベースをもってるか、というとそうでもないのです。そのため、成人にしろ、小児にしろ、ADHD治療薬を服用することで、伸びる「伸びしろ」がある患者さんなのか、を見極めることが前提として重要だと考えています。

メチルフェニデートの効果の話は今、お話しした通りですが、「投薬が奏功したな」という方がいる一方で、服用によりキャラクターが変わったという実感を述べる方もいます。服用していない時は、ひたすら喋っていて明るいのに、服用したらやたら冷静になってしまうといった具合です。「いつもの彼らしさがなくて変な感じ……」「一気に冷めたような感じになってしまった」などと、おっしゃる親御さんもいますね。

また、最近はADHDの社会的認知が進んだせいか「俺も、私もADHDかも!?」と受診する方が、子どもでも大人でも増えています。だからこそ、スクリーニング質問紙の結果だけで安易にADHD治療薬を処方するのではなく、きちんと診断する必要があるなと思います。

たいち@小児科医

たしかにADHDという言葉が社会に普及してきているからか、自称ADHDの人が増えてきている印象がありますよね。

ばりすた@脳神経内科

お二人がおっしゃるように、ADHDという言葉が一人歩きして、簡単に使われるようになり、ADHDを自認する人が実際よりも多くなってしまっていますよね。やはり、専門性のある医師による適切な判断が大事だなと思います。

――まずは大前提として、専門性のある医師がその患者さんに治療薬が必要かを見極める必要があるということですね。それでは具体的には、どのような場合に治療薬が必要といえるのでしょうか?

まっさん@精神科

例えば、子どもの頃から明確に診断されるレベルのADHDで、大人になってもインテリジェンスや経験で症状をカバーしきれず、生活に支障がある場合は、薬物療法の適応かなと思います。

また、子どもの頃は十分に代償機能が育まれていないため、ADHDの症状を投薬で緩和して、生活に支障がないようにしますね。

ちなみに、子どもの頃は確実に診断域内であったとしても、ある時期から障害と呼ぶレベルではなくなることがあります。これは、不注意症状は残る傾向にあるものの、目に見えてわかる衝動性や多動は軽減していくことが多いためです。治療薬の服用時と未服用時の差を本人があまり感じなくなった場合には、中高生で投薬を止める方も多いですね。

ばりすた@脳神経内科

まとめると、特性自体が消えるわけではないものの、馬力や知能、経験、周囲のサポートによって、実生活での支障が少なくなるようカバーできることがある。こうしたカバーが難しい状態の場合に、薬物治療が考慮されるということですね。

まとめ

・ADHDには注意が持続しにくい、衝動抑制コントロールがしにくいなどの特性があり、あちこちに意識が散らばってしまい、うまく集中できないなどの問題が生じる。

・周囲のサポートや、成長に伴う馬力・知能・経験によって、実生活での支障が少なくなるよう、補完できることもあるが、特性自体が消えるわけではない。カバーが難しい状態においては、薬物治療が考慮される。

・メチルフェニデートなどの治療薬により、「うまく集中できるようになる」という奏効例がある一方で、「性格が暗くなり、キャラクターが変わってしまったようになる」という例もある。

・ADHDという言葉が一人歩きしており、「自分はADHDである」と思う人が増えている。薬物治療が適切に効果を発揮する例は限られており、専門性のある医師による適切な判断が重要である。

(前編ここまで)

認知症治療薬では、どのように頭が良くなる?

――認知症の患者さんにおいて「頭が良くなる」とは具体的にどのような状態をイメージすればよいのでしょうか?

ばりすた@脳神経内科

認知症とは、後天的な脳機能低下によって、生活に支障が出ている状態のこと。多くは脳の神経細胞の変性によって生じます。

認知症診療の中で、本人やご家族が「認知機能が良くなった」「頭がはっきりするようになった」という場合、覚醒度や発動性が向上していることが多いですね。覚醒度の向上は、日中の過眠・嗜眠などが改善した状態のことを指し、発動性の向上とは、うつやアパシーなどが改善して、特に食欲などの意欲が出るようになった状態のことを指します。

抗認知症薬で実証されているのは、こういった症状の進行抑制効果。変性した神経細胞を復活させるわけではないため、目に見えて「頭が良くなる」という効果は期待できません。

具体的な薬としては、主にドネペジル(アリセプト)、メマンチン(メマリー)、レカネマブ(レケンビ)などが挙げられますかね。

――なるほど、ADHDと比べると「頭が良くなった!」という実感はもちにくいということですね。挙げていただいた薬ではどんな効果が期待できるのでしょうか?

まっさん@精神科

精神科的な見解を述べると、ドネペジルは超初期のアルツハイマー型認知症の患者さんで少し話が通じやすくなったという効果を感じます。ドネペジルを処方して数ヶ月は家族が「少し話が入りやすくなりました」とおっしゃることもあるので、多少のプラスはあるかなと思いますが、その程度です。また、レビー小体型認知症(DLB)では幻視などの精神症状にたまに奏効して、しっかりした感じになりますね。

メマリーは、割と進行してBPSD(行動・心理症状)が出てきた段階で使われることが多いので、認知機能を改善することを期待して投薬するわけではありませんね。抗BPSD薬というイメージです。

また、レケンビは費用対効果という点では微妙という印象でしょうか。

精神科がかかりつけ内科や神経内科より先に認知症をみるケースは、一見して認知症っぽくない場合、つまり前駆期の症状が目立つ場合です。代表的なものがうつ病ですね。DLBでより生じやすいです。この場合、認知症の初期段階の可能性を疑いつつ、うつに対する加療を行うことで認知機能を改善します。

他にはひどい寝言やレム睡眠行動障害(RBD)がDLB初期にみられやすいため、そのことで受診されることもありますね。

ばりすた@脳神経内科

おっしゃるように、限られたケース以外の多くの場面で、抗認知症薬が「認知機能の向上」という点で目に見えた効果を発揮することはないように思われますね。

また、まっさん先生がレカネマブの費用対効果の話を出していましたが、費用対効果の議論は極めて専門的で難しいです。レカネマブは、アルツハイマー病の原因と考えられているアミロイドβを除去し、脳に沈着するのを抑制する薬。最近ニュースでも取り上げられている薬ですが、臨床試験で認められているのは、18カ月の調査における認知機能低下の抑制効果です[2]。ただ、アミロイド関連画像異常(ARIA)と呼ばれる副作用があり、重症例では脳出血をきたすこともあるため、注意が必要ですね。

当院は処方施設ですが、ここで実臨床での実感を共有できるほどの経験数が無いのが残念です。逆にいえば、処方施設でそれだけ厳密な運用がされており、安易な処方にならないようになっていることの裏返しでもあるかなと。

たいち@小児科医

あとは、先ほどのADHDの話ともつながることですが、あくまでも薬物に頼る前に環境調整などが大事だなと思います。

まっさん@精神科

そうですね。また、高齢者は多数の薬を服用していることも多く、眠気の原因となるお薬を知らず知らずのうちに内服している場合があります。こういったときは、覚醒度をあげるために「無駄なお薬をやめてみる」ことが大切ですね。

ばりすた@脳神経内科

「無駄なお薬をやめてみる」という観点でいうと抗認知症薬も当てはまりますね。というのも、抗認知症薬は進行例に対する効果が実証されておらず、むしろ精神症状を引き起こす原因になっていることがあるのです。やはり、漫然とした継続は避け、場合によっては中止することが事態の改善に繋がることもありますね。

まとめ

・認知症とは、脳神経細胞の変性により、後天的な脳機能低下を起こし、生活に支障が出ている状態のこと。

・抗認知症薬によって神経細胞が復活するわけではないため、目に見えて「頭が良くなる」のではなく、実証されているのは主に症状の進行を抑制する効果である。

・薬としては、主にドネペジル、メマンチン、レカネマブなどが挙げられる。

・初期のアルツハイマー病はドネペジルなどのコリンエステラーゼ阻害薬によって少し発動性が上がることがあり、これにより「頭が良くなる」ように感じられることがある。

・メマンチンは興奮性を抑える作用があるため、「頭が良くなる」というよりも「落ち着く」効果が感じられることがある。

・レビー小体型認知症においては、ドネペジルが幻覚に奏効して認知機能の改善が実感できることがある。

・最近ニュースで取り上げられているレカネマブは、アルツハイマー病の原因と考えられているアミロイドβを除去して脳に沈着していくのを防ぐ薬である。現在は限られた医療機関で、適応を非常に厳格に選択して使用されている。効果が認められている一方、重篤な副作用のリスクもあり注意が必要である。

・進行例に対する抗認知症薬の効果は実証されておらず、むしろ精神症状を引き起こす原因になっていることも。そのため、漫然とした継続は望ましくなく、場合によっては中止することが症状の改善に繋がることもある。

カフェインやスマートドラッグでも頭が良くなる?!

――ちなみに、カフェインを摂取すると勉強が捗るという人もいますよね。医師の視点からすると、どうなのでしょうか?

たいち@小児科医

自分も受験生の頃はカフェインはかなり摂取してましたね……。正しく摂取すれば、中枢神経を刺激して日中の覚醒度を上げたり、認知症のリスクを減らすという報告があります[3]。しかし、摂取する時間によっては睡眠障害などが生じ、逆に日中の覚醒が悪くなることもあるため、気をつけなくてはなりません。

まっさん@精神科

エナジードリンクやエスタロンモカなどによるカフェイン中毒が中高生や大学生の間で問題になっていますよね。また、気分障害に対して、カフェインを使って対応しようとする人も……。藁をも掴む気持ちでやっているのだと思いますが、急性精神病状態になってしまうこともあります。たかがカフェイン、されどカフェインですね。

あとはこういった類のものとして、注意が必要なのが、スマートドラッグ。そもそもスマートドラッグを服用することで「頭が良くなる」という明確なエビデンスはなく、輸入禁止になっているようなものもあります[4]。

たいち@小児科医

受験のプレッシャーで冷静な判断ができなくなった若者などが藁をもつかむ思いでスマートドラックに手をだしてしまう……。こうなるとなかなか自制するのは難しいですよね。

ばりすた@脳神経内科

ちなみに、これまでに話に出てきたADHDの治療薬やカフェインがスマートドラッグとみなされていることもあります。これらの薬で生じる軽躁状態を「頭が良くなった」と感じ、のめりこんでしまう恐れがあるので注意ですね。

まっさん@精神科

軽躁を引き起こすという点で言うと、ステロイドや抗うつ薬なども注意が必要ですね。

軽躁状態では気分爽快になり、自信に溢れて万能感が出るわけですが、そこに元々の能力がなければ、ただ気持ちよい感じになっちゃうだけですからね。医学的にも問題ある状態といえますし、ほとんどの場合、仕事や勉強の効率がよくなることもないのでデメリットの方が大きいかと。

まとめ

・カフェインは確かに短期的には覚醒効果があるが、認知機能を向上させているわけではない。過剰摂取による中毒も問題になっている。

・いわゆる「スマートドラッグ」は効果が実証されていないばかりでなく、副作用でかえって有害な場合もある。

・カフェインやADHD治療薬、ステロイド、抗うつ薬などによる軽躁状態を「頭が良くなった」と勘違いしてのめりこむ恐れがあるので、注意が必要である。

終わりに

「頭が良くなる薬」というと、どうしても懐疑心を抱かずにはいられませんでしたが、こうして医師の方々にディスカッションをしていただき、特定のケースにおいては本当に「頭が良くなる」ことがあるのだなと納得しました。また、夢のような響きがある薬だからこそ、安易に自己判断で手を出すのではなく、きちんと専門性のある医師のもと、必要時のみに服用しなくてはならないのだなとも思いました。皆さま、充実したディスカッションをありがとうございました!

全体のまとめ

・「頭が良くなる」とは医学的に「認知機能が向上する」こと。この効果が期待できるケースは限られており、例えば、「ADHDなどの認知機能障害がある場合」や「認知症初期」などが挙げられる。

・ADHDの場合、メチルフェニデートなどの治療により、うまく集中できるようになる、という奏効例もある。また、初期の認知症では、治療薬による発動性の向上などにより「頭が良くなった」と感じられることもある。

・ただしいずれも、不要な場合での投与は逆効果をもたらすこともあるため、専門知識をもつ医師のもとでの投薬が重要である。また、薬に頼る前に環境やサポート体制などを整えることも必要。

・カフェインやADHD治療薬、ステロイド、抗うつ薬などによる軽躁状態を「頭が良くなった」と錯覚することがある。しかし、「頭が良くなる」効果が検証されているわけではなかったり、むしろ副作用の危険があったりするため、注意しなくてはならない。

(後編ここまで)

参考文献

[1]Friedberg A, Pasquini L, Diggs R, et al. Prevalence, Timing, and Network Localization of Emergent Visual Creativity in Frontotemporal Dementia. JAMA Neurol. 2023;80(4):377-387. Available from: https://jamanetwork.com/journals/jamaneurology/fullarticle/2802050

[2]Van Dyck CH, Swanson CJ, Aisen P, et al. Lecanemab in Early Alzheimer’s Disease. N Engl J Med. 2023;388(1):9–21. Available from: https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2212948

[3]Matsushita N, Nakanishi Y, Watanabe Y, et al. Association of coffee, green tea, and caffeine with the risk of dementia in older Japanese people. Journal of the American Geriatrics Society. 2021;69(12):3529-3544. Available from: https://www.med.niigata-u.ac.jp/hyg/murakami/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E9%AB%98%E9%BD%A2%E8%80%85%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E3%80%81%E7%B7%91%E8%8C%B6%E3%80%81%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%A8%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E7%97%87%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%81%AE%E9%96%A2%E9%80%A3%EF%BC%88%E6%A6%82%E8%A6%81%E7%89%88%EF%BC%89.pdf

[4]西村由貴. 認知機能増進物質-スマートドラッグ-に対する認識と対応の検討 : 教職員の立場から. 慶應保健研究. 2021;39(1):043-049.

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